行間の記録

ひとり読みに挑戦中の年長さん「ひばり」と、活字中毒の母「くるみ」の読書の記録。

泡沫候補と笑うことなかれ - 黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い/畠山理仁

「 選挙ってこんなに大切なものなんだ」と気づかされる良著。

自分の持つ一票の重みを感じることができるので、中高生、大学生、選挙に馴染みのない大人に是非読んでもらいたいノンフィクションです。

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効率的に読んで記憶に残す読書法 - 頭がいい人の読書術/尾藤克之

「効率的に本を読み、アウトプットして記憶に定着させる」方法について、著者が行っている具体的な手法を記述した本です。

頭がいい人の読書術

頭がいい人の読書術

 
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三びきのこぶた/ポール・ガルドン、晴海耕平

誰もが知っているイギリスの昔話。温かみのあるタッチと優しい色遣いの水彩画で描かれています。

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三びきのこぶた/ポール・ガルドン、晴海耕平

 

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かいけつゾロリのめいたんていとうじょう/原ゆたか

アニメでもおなじみ、かいけつゾロリ。図書館では「人気のシリーズ」という棚に入っています。児童書初心者の年中さんが読んでみた様子をお伝えします。

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かいけつゾロリのめいたんていとうじょう/原ゆたか

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オバケちゃん ねこによろしく/松谷みよ子、いとうひろし

今回は絵本作家としてもおなじみの、松谷みよ子さんの「オバケちゃんの本」シリーズから、「オバケちゃん ねこによろしく」をご紹介します。

こども向けのオバケのお話ということで、角野栄子さんの「小さなおばけシリーズ(アッチコッチソッチ)」と混同されがちですが、こちらは森に住んでいるオバケちゃんのお話です。

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オバケちゃん ねこによろしく/松谷みよ子いとうひろし
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ハンバーガーぷかぷかどん/角野栄子、佐々木洋子

この記事は「年中さんの冬の読書」のうちの1冊の記録です。

またまた、角野栄子さんの「小さなおばけシリーズ」(おばけのアッチコッチソッチ)の中の1冊です。やはり年中さんにとって読みやすいようです。

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ハンバーガーぷかぷかどん/角野栄子、佐々木洋子
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ノラネコぐんだんと海の果ての怪物/工藤ノリコ

年中さんが、大人気のノラネコぐんだんシリーズの読み物「ノラネコぐんだんと海の果ての怪物」を読んだ時の様子についてお伝えします。

  • 手に取ったきっかけ
  • どのような位置付けの本か
  • どのようなお話か
  • 年中さんが自分で読んだ様子
    • 良かった点
      • テーマがわかりやすいので飽きにくい
      • 挿絵が多く理解を補ってくれる
      • 章がこまかく分かれているのでペース配分しやすい
      • 平易な文で書かれているので理解しやすい
      • 難しい言葉がないので理解しやすい
    • 難しいと感じた点
      • 文字が小さいので読み飛ばしや2度読みが起きやすい
      • わかち書きではないので言葉の切れ目がわかりにくい
      • お話が長いので興味の維持が難しい
  • この本を与えて親が感じたこと

手に取ったきっかけ

ひらがなとカタカナが読めるようになった、ノラネコぐんだん好きの年中さんにちょうど良さそうだと思って手に取りました。

年中さんの秋頃までにひらがなとカタカナを読めるようになったので、クリスマスプレゼントにしました。元々絵本のノラネコぐんだんシリーズが好きだったので、児童書への足掛かりにちょうど良いのではないかと思い、「絵本ではない本」の1冊目として与えてみました。

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ノラネコぐんだんと海の果ての怪物/工藤ノリコ
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おばけのアッチ ほっぺたぺろりん/角野栄子、佐々木洋子

角野栄子さんの「小さなおばけシリーズ」(おばけのアッチコッチソッチ)の中の1冊です。

「おこさまランチがにげだした」を読んだ娘が「おばけちゃんのお話また読みたい!」と言うので、図書館で借りてきました。人気シリーズなので、順番待ちをして借りるか、たまたま書架にあった時にすかさず借りるかの2択で、たまたま書架で発見した本作が2冊目となりました。

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おばけのアッチ ほっぺたぺろりん
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おこさまランチがにげだした/角野栄子、佐々木洋子

魔女の宅急便」の原作者である角野栄子さんの「小さなおばけシリーズ」(おばけのアッチコッチソッチ)の中の1冊です。私が子どもの頃(1980年代)からずっと続いているシリーズで、アニメ化もされたので「知ってる!」と思われる方も多いのでは。

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挿絵の女の子は聖子ちゃんカット、男の子は光GENJIのような髪型をしているところに80年代らしさを感じます。
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ぞうくん かいぞくになる/セシル・ジョスリン、レナード・ワイスガード、小宮由

夏休みにスペインの別荘に遊びに来たぞうくんは、お手伝いのパイラーさんから「私のひいおじいさんは海賊だったのですよ」と教えてもらって大興奮。スペイン海賊になり切ったぞうくんは、パイラーさんにもらった宝の地図を持って冒険に出かけます。

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ころころラッコ こラッコだっこ/石津ちひろ、藤枝リュウジ

「すももも ももも もものうち」のような言葉遊びの本です。

「となりのいもりが やもりをおもり」「かもめが メモかく かみかもね」など、声に出して言ってみたい楽しいフレーズが、1ページにひとつずつ、イラストと共に載っています。親子で楽しめる絵本です。

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ひらがな だいぼうけん/宮下すずか、みやざきひろかず

可愛い水彩画と、ヘタウマ文字が印象的な、絵本と児童書の中間ぐらいの本です。1冊の中に、お話が3つ入っています。

タイトルの通り、ひらがなの文字が本の中から飛び出して冒険するお話です。

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はじめてのひとり読み(年中さん1〜3月)

子が、年中さんだった2021年1月〜3月に読んだ本の記録です。ひとり読みにチャレンジしはじめました。そのあいだに読んだ本と、成長の様子のレポートです。

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分断と貧困の中でも希望を抱く家族の物語 - ベルリン 1919 赤い水平/ クラウス・コルドン

図書館で借りた本だったのですが、あまりに良い本だと思ったので「いつか我が子にも読んで欲しいな」と思って、購入して書棚に入れました。

概要

ベルリンに住む労働者階級ゲープハルト一家の目線で描く、第一次大戦終結(ドイツ革命)から第二次大戦集結までを追った大河小説”ベルリン三部作”の一作目。

1919は、中学生の長男ヘレが視点人物。物語は第一次大戦に出征していた父が片腕を失い、幅員してくるところから始まる。

貧しい生活や悲惨な戦争を終わらせようと、民衆たちは立ち上がり、革命を目指すが…。

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ベルリン1919 赤い水平/クラウス・コルドン
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