行間の記録

ひとり読みに挑戦中の年長さん「ひばり」と、活字中毒の母「くるみ」の読書の記録。

三びきのこぶた/ポール・ガルドン、晴海耕平

誰もが知っているイギリスの昔話。温かみのあるタッチと優しい色遣いの水彩画で描かれています。

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三びきのこぶた/ポール・ガルドン、晴海耕平

 

手に取ったきっかけ

童話館ぶっくくらぶの配本で届いた本の1冊です。たびたび読み聞かせはしていたのですが、今回は自分で読めるかな?とひとり読みにチャレンジしてみることにしました。

どのような位置付けの本か

文字が4mmと小さいので、読み聞かせに重きを置いた絵本だと思われます。

ですが、ほとんどがひらがなとカタカナで書かれていること、わかち書きされていること、文章量が少ないことから、1〜2年生くらいのお子さんが自分で読むことも想定されているように思います。

当時は読書のレベルと文字の大きさに関することなどがあまりよくわかっていなかったので、「自分で読んでみたら?」と渡してしまったのですが、年中さんが読むには、文字は小さいと思います。

漢字は「三びきのこぶた」の「三」など漢数字にはふりがながありませんが、「木」「水」にはふりがながついています。

どのようなお話か

みなさんがご存知の通りのお話なのですが、わらの家と木の家の子豚は狼に食べられてしまいます。狼がレンガの家の子豚を家から外に誘い出して食べようとするくだりがあります。そして最後は狼がレンガの家の子豚に食べられて終わります。

年中さんが自分で読んだ様子

すでによく知っているお話だったからか、特に苦もなく読み終わりました。

文字が小さいものの、文章量が少なく、余白も多いのもよかったのだと思います。

「自分の力で本が1冊読めた」という自信につながったと感じます。

この本を与えて親が感じたこと

「すでに馴染んでいる本を自分で読んでみる」という体験がひとり読みの自信につながることがわかりました。

親としてはどんどん与える本のレベルを上げていきそうになるのですが、自分の子供の頃を振り返っても、気に入っていた絵本をだいぶ大きくなるまで繰り返し読んでいたので、本人の好きを大事にしていきたいなあと思いました。

三びきのこぶた

三びきのこぶた

 

 

この本は、年中さんの1〜3月に読みました。その頃読んだ他の本はこちらにまとめています。 

gyoukan-diary.hatenablog.com