人間を人間たらしめているものは何かということを、AF(子守用アンドロイド)のクララの目線から、病弱な少女ジョジー、ジョジーの両親、ジョジーの幼なじみの少年リックらの行動を通して語った作品です。 クララとお日さま/カズオ・イシグロ、土屋政雄 読書…
ポップなイラストが目を惹く、手に取りやすいジェンダー入門書。 見開き2ページでジェンダーに関するトピックや、重要人物が解説されています。 イラストで学ぶジェンダーのはなし/アイリス・ゴットリーブ、野中モモ
第一次世界大戦前後のイギリスを舞台に、主人公の少女クラリーと、兄ピーター、いとこのルーパート、友人のヴァネッサとサイモンの姉弟が大人になっていく様子を描いたイギリスの青春小説です。 戦争がひとつのテーマとなっている作品ですが、戦場の描写はあ…
5歳くらいのこぶたの男の子が主人公の絵本です。小さなお子さんが身近に感じられるお話なので、読み聞かせでもひとり読みでもおすすめです。 こぶたくん/ジーン・バン・ルーワン、アーノルド・ローベル、三木卓 手にとったきっかけ 以前に入会していた童話館…
「頭がよくなる!」かどうかはわかりませんが、ひとり読み初心者のお子さんにちょうど良い本をご紹介します。 頭がよくなる!寝るまえ1分おんどく366日/加藤俊徳 手にとったきっかけ どのような位置付けの本か どのように読んでいるか 年長さんが読んだ様子…
現代パキスタンを舞台とした児童文学です。根強い女性差別や封建制による不平等が12歳の少女アマルの目線で描かれています。 囚われのアマル/アイシャ・サイード 概要 感想 概要 「マララ・ユスフザイさんに勇気付けられた」という著者が、世界中で不平等に…
1973年に発表されてから、世界中で読み継がれているミヒャエル・エンデの「モモ」。2020年代に読んでみると…。 モモ (岩波少年文庫) 作者:ミヒャエル・エンデ,大島 かおり 発売日: 2017/07/20 メディア: Kindle版
ノヴァとブリジットは仲の良い姉妹。ずっと2人一緒に里親の元を転々としながら暮らして来ました。ところがある日、姉ブリジットがいなくなってしまいます。ひとりぼっちで新しい里親のもとに送られるノヴァ。自閉症の少女ノヴァの成長を描きながら、ブリジッ…
コルドンのベルリン3部作の2作目。1932年から1933年、ナチが第一党となり、ヒトラーが首相に任命され、ドイツ国会議事堂放火事件が起きるまでの様子を、ナチに抵抗する家族の目線で描いた小説です。 ベルリン 1933 壁を背にして/クラウス・コルドン 1作目「…
いじめの加害者になった側から描いたコミックエッセイです。読んでいて気分の良いお話ではありませんが、小学生くらいのお子さんをお持ちの方には気になる内容だと思います。 【増補版】息子がいじめの加害者に? 大原さんちの大ピンチ (文春e-book) 作者:大…
著者の長い臨床経験からの、発達障害当事者や保護者の方へのエール。とくにお子さんが発達障害と診断されて不安を感じていらっしゃる方には、暗闇を照らす光になってくれる本だと思います。AD/HD、自閉症・自閉スペクトラム症、LDについて書かれています。 …
「ドイツ、どうしてそうなった!?」が丁寧に解説されています。ナチ時代に興味がある人に、入門書としておすすめします。 ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書) 作者:石田勇治 発売日: 2015/06/26 メディア: Kindle版
11歳のイザベラの目を通して、現代のこどもたちを取り巻く諸問題と、それを乗り越えて行くこどもたちの強さが描かれた名作。小学校高学年のお子さんから、おとなにもにおすすめの1冊です。 キャラメル色のわたし/シャロン・M・ドレイパー
ナチ政権下ドイツの回想録。ナチの教育を受け、それが正しいと思って育った著者が、17歳で志願・入隊し、20歳で終戦を迎えるまでのことが綴られています。 若い兵士のとき (改版) (岩波少年文庫) 作者:ハンス・ペーター・リヒター 発売日: 2005/07/16 メディ…
大きくわかりやすい絵で、歯がどうして生え変わるのかがよくわかります。年中さん、年長さんの進級祝いのプレゼントにおすすめです。 歯のはえかわりのなぞ/北川チハル、ながおかえつこ
アラフォー女性の気になる単語「オバさん」。 ついに自分がオバさんになってしまったことに戸惑った女性も多いはず。そんなフレッシュオバさんたちに、ジェーン・スーさんの「私がオバさんになったよ」をおすすめします。 私がオバさんになったよ 作者:ジェ…
誰にでもある、少年時代の輝く思い出の日々。仲間と笑ったり泣いたり、夢に向かって努力したり。それすらもナチの非道に組み込まれていたとしたら…。 ぼくたちもそこにいた (岩波少年文庫) 作者:ハンス・ペーター リヒター 発売日: 2004/08/19 メディア: 単…
ひとり読み入門におすすめの「小さなおばけシリーズ(アッチコッチソッチ)」から、おばけのソッチの比較的新しい作品「おばけのソッチ、おねえちゃんになりたい!」をご紹介します。きょうだいが生まれるお子さんへのプレゼントにもおすすめです。 おばけの…
著者ハンス・ペーター・リヒターの、ヒトラー政権下の経験を記した、”リヒターの自伝的3部作”のうちの1作めです。大人として、こどもたちの未来にどのように責任を持つべきかを考えさせられる作品です。 あのころはフリードリヒがいた (岩波少年文庫 (520)) …
松谷みよ子さんの「オバケちゃんの本」シリーズから、親子でいっしょに読むのにおすすめな「オバケちゃんとおこりんぼママ」をご紹介します。 オバケちゃんとおこりんぼママ/松谷みよ子、いとうひろし
お話が面白い→自分で読めて達成感を感じられる→また読みたい のスパイラルで、こどもが自然に読書好きになる「小さなおばけシリーズ(アッチコッチソッチ)」の第1作目をご紹介します。 スパゲッティがたべたいよう/角野栄子、佐々木洋子
「かいけつゾロリシリーズは、ひとり読み初心者には難しいのでは…」と思っていたのですが、それを上回る面白さがあるようです。 かいけつゾロリとまほうのへや/原ゆたか
現在は使われていない工場に、たくさんのうさぎが住み着いて…。 絵画を楽しみながら親子のコミュニケーションが取れる、読み聞かせにぴったりの絵本です。 うさぎたちとふしぎなこうじょう/アダム・グリーン、レナード・ワイスガード、こみやゆう
生理用品をめぐる歴史は、日常にはびこる女性差別との戦いの歴史でもありました。 生理用品の社会史 (角川ソフィア文庫) 作者:田中 ひかる 発売日: 2019/02/23 メディア: 文庫
「 選挙ってこんなに大切なものなんだ」と気づかされる良著。 自分の持つ一票の重みを感じることができるので、中高生、大学生、選挙に馴染みのない大人に是非読んでもらいたいノンフィクションです。 黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い (集英社…
「効率的に本を読み、アウトプットして記憶に定着させる」方法について、著者が行っている具体的な手法を記述した本です。 頭がいい人の読書術 作者:尾藤 克之 発売日: 2020/02/05 メディア: Kindle版
テレビアニメでおなじみの「忍たま乱太郎」。原作者の尼子騒兵衛さんによるお話シリーズです。 らんたろう2in1 らくだいにんじゃらんたろう/尼子騒兵衛
誰もが知っているイギリスの昔話。温かみのあるタッチと優しい色遣いの水彩画で描かれています。 三びきのこぶた/ポール・ガルドン、晴海耕平
アニメでもおなじみ、かいけつゾロリ。図書館では「人気のシリーズ」という棚に入っています。児童書初心者の年中さんが読んでみた様子をお伝えします。 かいけつゾロリのめいたんていとうじょう/原ゆたか
今回は絵本作家としてもおなじみの、松谷みよ子さんの「オバケちゃんの本」シリーズから、「オバケちゃん ねこによろしく」をご紹介します。 こども向けのオバケのお話ということで、角野栄子さんの「小さなおばけシリーズ(アッチコッチソッチ)」と混同さ…