歯のはえかわりのなぞ/北川チハル、ながおかえつこ
大きくわかりやすい絵で、歯がどうして生え変わるのかがよくわかります。年中さん、年長さんの進級祝いのプレゼントにおすすめです。
手に取ったきっかけ
年中さんの3月ごろから「歯がぐらぐらする」と言い始めたので、必要性を感じて買いました。(年中さんの間に数本抜ける子もいるようです。早い!)
どのような位置付けの本か
くもん出版の「知ってびっくり!歯のひみつがわかる絵本」全6巻のうちの1冊です。
この本の他に
- むし歯のしょうたい
- じょうずな歯みがき
- 歯いしゃさんはこわくない
- つよい歯をつくろう
- こんなにすごいよ歯のやくわり
の5冊が出版されています。
「歯」「中」などの漢字が出てきますが、ふりがながふってあります。文字の大きさは6mm程度で、わかち書きではないので、ひとり読みであれば小学生くらいからを対象としていると思います。
絵が大きく、文もわかりやすく書かれています。読み聞かせなら年少さんくらいから理解できる内容です。
どのようなお話か
学校に歯の磨き方のことを教えてくれるさくらさんがやってきました。歯がぐらぐらしているそうたくんや、クラスメイトたちはさくらさんのお話に興味津々。「歯はどうして生え変わるのか」「なぜ抜ける歯がぐらぐらするのか」など、こどもたちの質問にさくらさんがわかりやすく答えてくれます。
年長さんに読み聞かせた様子
読み終わってから「歯が抜けるの、もう怖くないよ!」と言っていたので、乳歯が抜ける意味や仕組みを理解したようです。
読んだのが歯が抜けたその日だったので、余計に興味を引いたのかよく聞いていました。お話の舞台は小学校ですが、未就学児でも理解できる内容でした。
この本を与えて親が感じたこと
絵が大きくてわかりやすく、こどもに歯の大切さを教えるのにぴったりの絵本だと思いました。歯が抜けるまで、痛いのと怖いのとで怯えていたので、もっと早く読んでおけばよかったです。
本当は歯が抜ける前に読もうと思っていたのですが、読む順番は本人に任せているので、いつの間にか後回しになって、歯が抜けた当日に読むことになってしまいました。
大人からすると、乳歯が抜けたことなど人生のうちのほんの小さなことですが、こどもにとっては一大イベントです。まだ歯がぐらぐらしていなくても、4歳くらいになったら与えておくと、心の準備ができて良いと思います。年中さん、年長さんの進級祝いのプレゼントにおすすめです。