行間の記録

ひとり読みに挑戦中の年長さんと、活字中毒の母の読書の記録。

”もう若者じゃない私”と生きる - 私がオバさんになったよ/ジェーン・スー

アラフォー女性の気になる単語「オバさん」。

ついに自分がオバさんになってしまったことに戸惑った女性も多いはず。そんなフレッシュオバさんたちに、ジェーン・スーさんの「私がオバさんになったよ」をおすすめします。

著者のジェーン・スーさんってどんな人?

ジェーン・スーさんのラジオでの自己紹介は「作詞家でコラムニスト、人生の酸いも甘いも摘み食いして来たジェーン・スーです!」なのですが、まさにこの一文がスーさんをよく表しています。

私はスーさんがパーソナリティを務める、TBSラジオ「生活は踊る」リスナーで、平日はほぼ毎日スーさんの声を聴いているので、スーさんのことをなんとなく身近に感じています。

コラムニストとしては

  • 家事より稼ぐことが得意
  • こどもを産むつもりはない
  • 東京生まれ東京育ち
  • 年老いた父との関係(お母様は鬼籍)
  • 40代女性

という話題を中心に執筆されています。

 

スーさんはいわゆる旧来の「女性の幸せ」とされるレールから外れてしまっている方と言えると思うのですが、人生を振り返って、同じように「レールから外れてしまった」と感じる時や、反対に「レールから外れることができなかった」と感じる時に「私これで良かったのかな」と感じることが誰しもあると思います。

スーさんの著作は、そんな時に「とらわれずに、自分にできるように生きよう」と背中を押してくれるのが特徴です。

「私がオバさんになったよ」ってどんな本?

「オバさん」という単語が連呼されている訳ではなく、それぞれのみなさんが”若者ではなくなった人生”を生きる様子が書かれていて、読者はちょっとしたサプリメントを分けてもらえるという感じです。

「私がオバさんになったよ」というタイトルは衝撃的に思えますが、中身を読んでみると、悲壮感ゼロ、自虐ゼロで「トイレットペーパー補充しといたよ」くらいのテンションの「私がオバさんになったよ」なのだということがわかります。

 

内容は、スーさんが「じっくり話をしてみたい」と思っていた下記の方々と、テーマを決めずにお話する様子を納めた対談集です。

「テーマを決めずに」ではあるものの、読み終わってみると、これから生きて行くのにどんな心持ちでいたら良いのかということが浮かび上がってくる内容です。

私は、山内マリコさんの章と中野信子さんの章で「ああ〜それそれ〜!!」となりました。

「私がオバさんになったよ」はどんな人におすすめ?

  • 対談のお相手が気になる方
  • 自分のことを「もう若者ではないな〜」と感じる方
  • 自分らしく生きて行きたい方

育児の合間の自分のことを考える時間としてもおすすめです。

 

その他ジェーン・スーさんおすすめ情報

ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」

スーさんが、お父様との複雑な関係を綴った同名のエッセイをドラマ化した作品です。これから始まるので楽しみにしています。

www.tv-tokyo.co.jp

ピンクと和解せよ

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」に収録されている「ピンクと和解せよ」は、こどもの頃に、なんとなくピンク色のものを選べなかったスーさんが、大人にってピンクと「和解」する過程を綴ったエッセイです。この文章に励まされる女性は多いはず。

Podcastジェーン・スー堀井美香の”OVER THE SUN”」

ラジオ番組「生活は踊る」からのスピンオフPodcast。番組名は、略して「オバさん」です。

番組内容は「オバさん掲示板」の別名にふさわしく、「離婚してよかった」「中年の失恋」「VIO脱毛」など、オバさんなら気になるけれど、大声では喋れないアレコレ。

 

パートナーを務めるのは、お互いを「若い頃は絶対に友達にならなかった」と認めている、TBSアナウンサーの堀井美香さん。破天荒なジェーン・スーさんと、コンサバな堀井美香さんの、全く正反対のタイプの2人の友情も聴きどころです。

Podcastとは、スマホはなどにダウンロードして聴くラジオ番組のようなものです。

他にも衝撃的なタイトルの著作がたくさん

ジェーン・スーさんは、他にも著作がたくさんありますので、気になるタイトルのものからぜひ読んでみてください。

私たちがプロポーズされないのには、101の理由ががあってだな

女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。

これでもいいのだ