行間の記録

ひとり読みに挑戦中の年長さん「ひばり」と、活字中毒の母「くるみ」の読書の記録。

いつか我が子に読んでほしい名作

貧困を利用したナチが家族を引き裂いた - ベルリン 1933 壁を背にして/ クラウス・コルドン

コルドンのベルリン3部作の2作目。1932年から1933年、ナチが第一党となり、ヒトラーが首相に任命され、ドイツ国会議事堂放火事件が起きるまでの様子を、ナチに抵抗する家族の目線で描いた小説です。 ベルリン 1933 壁を背にして/クラウス・コルドン 1作目「…

誰もが心の中に持つ差別とどう戦うか - キャラメル色のわたし/シャロン・M・ドレイパー

11歳のイザベラの目を通して、現代のこどもたちを取り巻く諸問題と、それを乗り越えて行くこどもたちの強さが描かれた名作。小学校高学年のお子さんから、おとなにもにおすすめの1冊です。 キャラメル色のわたし/シャロン・M・ドレイパー

分断と貧困の中でも希望を抱く家族の物語 - ベルリン 1919 赤い水平/ クラウス・コルドン

図書館で借りた本だったのですが、あまりに良い本だと思ったので「いつか我が子にも読んで欲しいな」と思って、購入して書棚に入れました。 概要 ベルリンに住む労働者階級ゲープハルト一家の目線で描く、第一次大戦終結(ドイツ革命)から第二次大戦集結ま…