行間の記録

ひとり読みに挑戦中の年長さん「ひばり」と、活字中毒の母「くるみ」の読書の記録。

うさぎたちとふしぎなこうじょう/アダム・グリーン、レナード・ワイスガード、こみやゆう

現在は使われていない工場に、たくさんのうさぎが住み着いて…。

絵画を楽しみながら親子のコミュニケーションが取れる、読み聞かせにぴったりの絵本です。

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うさぎたちとふしぎなこうじょう/アダム・グリーン、レナード・ワイスガード、こみやゆう

 

手に取ったきっかけ

図書館で面陳列されていて、子どもと「素敵な絵だね〜」と言って借りてきました。

どのような位置付けの本か

文字は小さめの、読み聞かせ向きの絵本です。お話の内容よりは、絵を楽しむことに重きがおかれているように感じました。

どのようなお話か

現在は使われていない古い工場に、一匹一匹それぞれ個性を持った、たくさんのうさぎが住み着きます。ある日、一匹のうさぎがスイッチを押したことで、工場がふたたび動き出します。工場では次々と、たくさんの素敵なものが作られていきます。

年中さんに読み聞かせた様子

年中さんは「うさぎかわいいね!」と、登場するうさぎたちに興味津々でした。

画面いっぱいに個性的なうさぎが数十匹描かれていますが、全て本文中で紹介されているので、「◯◯なうさぎだって!どこにいる?」と探しながら楽しみました。

久しぶりの読み聞かせを親子で楽しむことができました。

この本を与えて親が感じたこと

「どう思う?」「なんだと思う?」など問いかけができる、親子のコミュニケーションが取りやすい絵本でした。 まさに読み聞かせにぴったりの絵本です。

また、「絵本は美術品」という言葉がありますが、本作はまさに絵画の楽しみ方を教えてくれるような構成であると感じました。

写実的なうさぎが何十匹も個性的に描かれていることに圧倒されましたし、本文の書かれているスペースがうさぎの形になっているなど、本文が入った上で完成するページ構成にも芸術性を感じました。

 

読み終わってから気づいたのですが、「ぞうくん かいぞくになる」の挿絵と訳者、レナード・ワイスガードさんと小宮由さんのコンビでした。レナード氏の絵には惹かれるものがあるようです。

 

うさぎたちとふしぎなこうじょう

うさぎたちとふしぎなこうじょう

 

 

この本は、年中さんの1〜3月に読みました。その頃読んだ他の本はこちらにまとめています。 

gyoukan-diary.hatenablog.com