行間の記録

ひとり読みに挑戦中の年長さんと、活字中毒の母の読書の記録。

ナチに関する疑問を丁寧に解す良著 - ヒトラーとナチ・ドイツ/石田勇治

「ドイツ、どうしてそうなった!?」が丁寧に解説されています。ナチ時代に興味がある人に、入門書としておすすめします。

ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書)

ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書)

 

コルドンやリヒターを読むと、もっと時代背景を深く知りたいと思うようになり、最近はナチ関連の本をよく読んで(積んで)います。

概要

後世に生まれて何があったかを知った者としては、ナチ時代には「なぜ」と思わざるを得ないことが多々あるのですが、「どうしてそうなった」に丁寧に答えてくれる1冊です。

など、だれもが疑問に思うことへの答えが詳しく書かれています。

感想

これを読んで、時代背景がだいぶ見えて来ました。ナチ時代についての書籍はたくさんありますが、入門書として適切だと思います。密度が濃く、大満足の内容でした。

 

どこを取っても「なにかひとつ間違ってしまえば、現代にもこのようなことは起き得る」と背筋が寒くなる内容です。

特に、国家の苦境をなんでもかんでもユダヤ人のせいにして、虚像を作り出すことで国民を扇動する様子は、大なり小なり現代日本でも似たようなことが多々あるように思いました。

私は、ユダヤ人迫害は、国民を戦争へ駆り出すための道具なのかと思っていましたが、この本によると、ヒトラーは本当にユダヤ人を憎んでいたようで、この点では更に謎が深まりました。

 

このような、ググりながら時間をかけて読む読書は、しんどさもありますが、満足度が高いですね。

ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書)

ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書)